沖縄の怖い話 メーヌカーの祟り
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沖縄の怖い話 メーヌカーの祟り
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715円(税込)
発売日:2016年2月1日
判型:B6判
『琉球怪談』著者が解き放つ、凍てつくほど美しい恐怖! マジムン蠢く琉球の地、沖縄。楽園のすぐ隣には、身も心も凍る闇が静かに横たわっている――
沖縄戦の痕跡が残る小山には夜、生暖かい風とともに真っ黒な人影が現れる。行進を続ける日本兵たちに遭遇した結果…。バイクでツーリング中、突如現れた古いグスク(城)跡とガジュマルの大木。そこは米軍敷地内で立ち入り不可のはずだった…。木に吊るされた子猫の死体入りの袋を下ろした親子。その晩から一家は異変に襲われる…。過去と現在、呪術と日常が地続きの世界、沖縄。そこに潜む怪異譚43編を、琉球怪談の名手が厳選!
■著者紹介
小原猛(コハラ タケシ)
昭和43年京都生まれ。強度の花粉症のため、花粉が飛んでこない沖縄県に移住したことがきっかけで、沖縄の民俗伝承に興味を持つ。沖縄の妖怪、怪談に関する本のほか、地元ラジオやテレビのコメンテーターとしても活躍中。著書に『琉球怪談』『七つ橋を渡って』『おきなわ妖怪さんぽ』(以上ボーダーインク)、『恐怖通信/鳥肌ゾーン』シリーズ(共著、ポプラ社)、『沖縄の怖い話』シリーズ(TOブックス)、『琉球妖怪大図鑑(上下)』(琉球新報社)など、多数。